餅つき&豆まき大会を開催しました!
早いものでもう2月ですね。
東京では場所により桜が咲いていたり、明日は春一番が吹くなんて天気予報が言ってます。
青年会が空き家を借りて早2か月。
とは言うものの、部落の方々にはまだまだ実態を知られていない青年会です。
僕たちはオフィスビルを借りたわけではなく、あくまで歴代住んでこられた一族がいて、地域の付き合いをしっかりとしてきていた「家」を借りました。
それに、お年寄りの方たちは見知れぬ若者があたりをウロウロしていれば怖がるのは当たり前。
先ずは部落の方々にお世話になります!という気持ちを込めて、交流を深めるべくお餅つき大会と豆まき大会を開催することになりました。
青年会員が部落の方々を招待して、つきたてのお餅をふるまって、一緒に豆まきをして、交流が深められればという目論見(悪ダクミのように聞こえますが)です。
1週間前に各家庭に声をかけて、チラシを配りました。
すると、早くも近所同士で「行くきゃー?どうするぃ?」と井戸端会議がそこいらで開かれていた様子。
「おごっつぉー(ご馳走)になるんじゃわりぃから、何か持ってぐべぇ」
とこれまた(よい意味で)口裏合わせがされていた模様。
しまいには「何か手伝うよ!」とまで言っていただきました。
蓋を開けてみれば、やれ白菜を漬けたのやら大根を漬けたのやら、みかんやら、里芋の煮つけやら、お酒やら・・・
差し入れのオンパレードで、海苔巻きのお寿司や餅つきまでいろいろと教わってしまいました。
若者が段取り悪くやっていたところを助けていただいた形となり、ひょっとしたら、ただ招待しただけではできなかった、より深い交流ができたのかなと思います。
都合がつかずに参加できなかった方も最初に顔を出してくださり、差し入れまでいただきました。
実質招待したご家庭すべてからご参加いただきました!
家主さんにも声をかけ、最後に住んでいたおばあさんと家主(息子)さんがお越しくださり、近所のお友達と懐かしげにお話をされていました。
さらに「これ、使う?」と、会の備品を収納するのによさそうな衣装ケースを持ってきてくださり、蔵からも湯呑やお箸などジャンジャン出していただき、「使えるものはどんどん使ってくれ!」と、まさに至れり尽くせり。
これには参りました。
本当によい家主さんにめぐりあったものです。
と言っても、家主さんは僕の母親の幼友達だったり、親父が青年会員だった当時一緒に活動していた方なんですが、そういった関わりもある中で僕は僕なりの関係を築けたことに喜びを感じてます。個人的な話ですが。
家主さん自身、青年会員として活動していたこともあるし、それもよい後押しになっているんじゃないかとも思います。
さてさて、いよいよ海苔巻きも出来上がり、お餅もいい具合につけて、広間でみんなそろっていただきました!
料理はどれもおいしく、つきたてのお餅はまさにうまい!の一言。
差し入れがたくさんあって、食卓がにぎやかになりました。
普段は老夫婦2人だったり、独居の方が多い中で、総勢23人で食べるつきたてのお餅は、きっとおいしく召し上がって頂けたんじゃないかと思います。
お餅をのどに詰まらせてはマズイと言うことで、隠れて掃除機もスタンバイしていたんですが、出番がなくてよかった。笑
食事が終わり、会員によるちんどん屋(青年会にはエンターテイナーが数多くおりまして。)の演奏会と続き、最後に家主さんによる音頭の下、盛大に豆まきをして部落すべてから厄を追っ払いました!!
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みんなでお餅を食べている時に会員の自己紹介をしたんですが、一生懸命に会員の名前を覚えようとするおばあちゃんがいました。
80歳を過ぎて新しい人の名前を覚えるって大変なんだろうけれど、同時にとてもワクワクするというか、うれしいことなんだろうと思いました。
うれしいから一生懸命覚えようとしたんだろうと思います。
普段は近所の数人としか関わりがない状態の中、「青年会が空き家を借りる」と言う1つの活動が「宮地上組」という9戸の小さな部落の活気づけになればと、そう願います。
青年会としても、今回会員から発案された餅つき企画でこれだけ盛り上がり、楽しむことができたので、これが会のまとまりにつながればと思います。
活動写真を掲載しましたので、そちらもご覧ください!